とりあえずまあ、ライブ行こ。

ライブ中心に世界を回してる

2018.7.16King Gnu One-Man Live 2018 “Flash!!!” in 大阪

行ってまいりました。KingGnu大阪ワンマン。

いや、もう終始圧倒されっぱなしで、語彙力皆無の私にはすごいとしか表現できませんでした。本当に素晴らしかったです。

初梅田シャングリラだったのですが、入った瞬間に、阿波踊りのSEに包まれ、衝撃と謎が深まるばかりでした。徳島県民の私としては、馴染みがあるので嬉しかったですが…思考を巡らせた結果、勢喜さん(Dr)の粋な計らいということにしました。(勢喜さんの徳島出身のため)

まだまだファン歴が浅いもので、鬼リピしてる曲と、知らない曲半々くらいでしたが、十分に楽しめました。
ここからは雨宮独自の視点で、ライブを語ります。

-客観的に見てみた結果、とにかくオシャレ。

「オシャレとは?」と聞かれると、なかなか難しいですが、ちょっとこ洒落た美容院で流れてそうなBGMみたいな感じのイメージに近いです。(雨宮的には)
どの角度から見ても抜かりなくオシャレで、洗練された美しさでした。隙がないって言葉がぴったりだなと。

音楽で会話するって、こういうことを指すのかな?と思う一面もありました。メンバーの立ち位置も影響しているかもしれないけど、今まで行ったライブの中で1番バンド内でのアイコンタクトが多かったです。

会話できるのも、個々のレベルが高いからできることなのかなとか思ったり。
余所事考えさせてくれないくらい引き込まれました。スケールの広さと世界観に。

- 具体的に見てみた結果、最高に楽しい大人見。

1発目から「Vinyl」で観客のボルテージがスパコーーーン!!!!って一気に上り詰めた感じがしました。もちろん私もその内の1人でした。
お客さんも、イケイケドンドンな感じではないけど、すっごいノリノリでしたね。見渡す限り。大人見で最大限に楽しんでるぜって感じでした。

個人的には「McDonald Romance」が好きで、始まった瞬間、海外の公園でスケボーの練習してる人たちをベンチでみている情景にとばされました。大阪やけど。
キーボードのフレーズが美しすぎて…大体流れるように進んでいくけど、鮮明に焼き付けての時点でちょっとだけ滞る感じが好きです。

「 PrayerX」も良くて、サビの音階がすごく好きなんですよね。BANANAFISHとマッチしてるし、あの音階クラシックでやっちゃうと、綺麗になりすぎるけど、そこをバンドサウンドに落とし込んでいるからこそ、オシャレに感じるのではないかと思いました。生で聞いたら心震えました。(誰目線やねん)

- 個別に見てみた結果、私達となんら変わらない。

理さん相変わらず饒舌。理さん自体がシュールの塊で、掴めない人だなと思いました。雨宮は魅力を感じます。大好き。
常田さんは寡黙。意外と笑ってる姿が見られて嬉しかったです。あと、ギターはもちろんキーボードも弾けちゃうなんて・・・。
新井さんは冷静。1番一般人の感覚を持ってる人だと思います。ライブで初めてウッドベース弾いてるところを見ました。
勢喜さんは愛嬌。なんか可愛い。「盛り上がってまぁす!」って、自分で言いきっちゃうところは最高でした。(これで常田さん笑ってた)

ライブ行くまでは、オシャレ過ぎて住む世界が違うんだ・・・なんて思ってたけど、今回で人間性が垣間見えて、前よりフラットに彼らと向き合えるようになりました。

結果、KingGnuは芸術

バンドでもなく、ロックでもなく、あてはまる言葉はなんだと模索しました。結果、「芸術」がしっくりきました。
美術館の絵を見ているのと同じ感覚です。さらっと流してしまう作品もあれば、じっくり立ち止まってみてしまう作品があります。
KingGnuはどの曲もじっくりみてしまう作品と同じです。呆気にとられて、暫く動けなくなるような、そんな音楽だと私は思いました。

photo by 雨宮